軽費老人ホームＡ型

　≪軽費老人ホームにはＡ型≫　
老人ホームと名称がついているので特養老人ホームや有料老人ホームなどよりもっと安く入居できる老人ホームとイメージしている方もいらっしゃると思いますが大きく違います。

もっとも大きな違いは、軽費老人ホームは介護がつかないということです。
簡単に言えば、自立して生活できる老人で身寄りがない又は諸事情で家族との同居が困難な60歳以上もしくはご夫婦のどちらかが60歳以上の方が入居できる老人ホームです。
さらに、お金の面でも違います。有料老人ホーム＞特養老人ホーム＞軽費老人ホーム

有料老人ホームは、出せる金額によりサービスや条件もさまざまです。
介護度が増すとかかる費用も増えてくるなどともかくいくら払えるかで老後が決まってくるといっても過言ではありません。

特養老人ホームは月額利用は15万円弱です。それを払うことさえできれば終身（最期）まで介護付きで面倒を見てくれます。ただし、全国で42万の待機老人がいる状態です。
よって入居するためにはより介護が困難な方を優先するので、書面上は要介護１から入居できますが実情は要介護５でないと入居は厳しいでしょう。


その点、軽費老人ホームＡ型は低所得者を対象とした国の施策なので格安です。

(1)生活費（食費込）4万円+サービス提供費：入所者の収入に応じて1万円程度～10万円程度

これだけ格安で利用できるため月額34万円以上の所得のある方は、原則的に利用できません。